会長からのご挨拶


より身近で頼りがいのある弁護士会をめざして

会 長 大川 哲也
副会長 磯部 真士
副会長 林 賢一
副会長 高木 淳平
副会長 綱森 史泰

札幌弁護士会のホームページをご覧頂き,ありがとうございます。

私たちは,4月1日,2017年度の札幌弁護士会の役員に就任いたしました。1年間,どうぞよろしくお願い申し上げます。

昨今の国際情勢などを見ると,威勢の良い乱暴な言葉が横行し,これに多数が追随する,という動きが強くなっていることを感じざるを得ません。このような流れは,決して外国に限るものではなく,わが国でも,そして私たちの日常においても起きつつあるといえましょう。「公益や公の秩序のために,少数者の権利は制限されても仕方がない」という風潮はないでしょうか。全体の利益のために少数者の権利がないがしろにされる,ということがあってはなりません。

今年は,日本国憲法施行70周年の記念すべき年に当たります。私たち弁護士・弁護士会は,司法部門のなかで市民に最も近い場所に位置する存在として皆様に寄り添い,まさに日本国憲法の精神である基本的人権の擁護に努めていく所存です。

札幌弁護士会では,40年以上も前から「法律相談センター」を設置し,市民の皆様から種々のご相談を受けております。2013年10月からは,相談料の無料化を実施しております。また,裁判所の支部はあるのだけれど法律事務所がない地域,または少ない地域を中心に,法律相談センター(支部)を開設してきました。さらに,裁判所支部が存在しない自治体にも定期的に弁護士が出向いてご相談を受けたり,高齢者の方々のように相談場所まで出かけることが困難な場合に出張してご相談を受けたり,といった活動を展開してきました。権利侵害を受け,または受けそうな市民の方々が,弁護士・弁護士会に容易にアクセスし,法的擁護を受ける環境を整えることは,弁護士会の使命です。今後も,相談体制の充実を図っていきます。

さらに,少数者や社会的弱者の人権を害するような制度や法規制の導入に対しては毅然と反対の意思を表明するなど,適時に行動を起こし,憲法の価値を社会に発信していきます。憲法施行70周年という節目の年にあたり,憲法の精神を広く社会に浸透させ,たくさんの市民の方々と憲法の価値を共有していきたいと考えています。

社会の複雑化に伴い,対応すべき課題は多岐にわたっておりますが,役員一丸となってしっかり職責を果たしていく所存です。どうぞ札幌弁護士会の活動にご注目ください。また,一層のご支援とご理解を賜りますよう,お願い申し上げます。

平成29年(2017年)4月1日

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