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取調べの全面可視化を考えるシンポジウム「こうして彼は『犯人』にされた」

開催場所が札幌市教育文化会館小ホールから大ホールへ変更になりました。

無実の人が処罰される冤罪事件は、残念ながら後を絶ちません。冤罪が起こってしまう最大の原因は、取調室という密室において、被疑者が強引な取調べに耐えきれず、やってもいないのに「やりました」と嘘の自白をしてしまったり、捜査官による誘導や説得により、実際の記憶と異なる目撃者や共犯者の供述が作り上げられてしまうことにあります。そのようなことを防止する方法の一つが、取調べの全ての過程を録画・録音して記録化すること、すなわち「取調べの全面可視化」です。

当会は、いつでも裁判員として刑事裁判に参加する可能性がある市民の皆様に取調べの実態を知っていただいたうえで、取調べの可視化について一緒に考える機会を持ちたいと考え、このシンポジウムを開催することとしました。

シンポジウムでは、痴漢冤罪事件を題材にした映画「それでもボクはやってない」の周防正行監督にお越しいただき、映画の制作過程で取材されたことなどをお話しいただくとともに、現実に強引な取調べによって足利事件の冤罪被害者となり、17年半もの収監を強いられた菅家利和さんに、ご自身のご経験をもとにお話しいただく予定です。さらに、実際に脅しを使って強引な取調べが行われている状況を録音したテープを再生し、皆様にお聴きいただく予定です。

お忙しいとは存じますが、是非、皆さまにご参加いただきたくご案内いたしますとともに、周囲の方々に広めていただきますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。

 
日 時 2011年3月7日(月) 午後6時~午後8時30分
場 所 札幌市中央区北1条西13丁目 札幌市教育文化会館 大ホール
参加方法 事前申込不要,参加無料
内容
  1. 周防正行監督に聞く
  2. 周防監督,足利事件冤罪被害者菅家利和さん,笹森学弁護士をまじえてのパネルディスカッション
  3. 実際に行われた強引な取調べの録音テープの再生
  4. 強引な取調べによる自白調書が,実際の裁判で証拠とされてしまう過程を描いた弁護士による寸劇 など。
主催 札幌弁護士会

「取調べの全面可視化を考えるシンポジウム「こうして彼は『犯人』にされた」」リーフレット(PDF:1,112KB)

PDFファイルの閲覧には専用のソフトが必要です。こちらからダウンロードできます。

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