イベント情報

札幌弁護士会では、毎年5月に「子どもの日記念行事」として市民の皆さまにご参加いただくシンポジウムを開催しています。ここ数年は、子どもの貧困問題や虐待問題について取り上げ、議論を深めてきました。
今年は、「子どもシェルター」をテーマに、「つくろう！子どもシェルター～居場所のない子どもたちのために～」と題してシンポジウムを開催します。

親子関係がこじれ、あるいは虐待を受け、家庭で安心して暮らせない子ども。児童養護施設を出て自立したものの、仕事や生活が上手くいかなくなり、帰る場所を失った子ども。少年犯罪を起こし、引き受ける大人がいないために少年院に送られてしまう子ども。このような子どもたちには、今晩一晩でも泊めてもらえる場所や逃げ込める安全な居場所が必要です。
いま、そのための「子どもシェルター」が、全国各地で設立され始めています。
そこで、市民の皆さまに、居場所のない子どもたちのためのシェルターが必要とされる背景を知っていただき、子どもシェルター設立には大人たちのどのような連携が必要であるかを一緒に考えたいと思い、下記要領でシンポジウムを開催することとしました。

当日は、東京で「カリヨン子どもの家」を運営している社会福祉法人カリヨン子どもセンターの坪井節子理事長に、子どもシェルターの取組と現状についてご講演いただき、パネルディスカッションでは最近の子どもの置かれた状況と子どもシェルターの役割について議論したいと思います。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。