イベント情報 － 2023年度

学習指導要領の改訂により，新しい社会科・公民科教育においては、「社会的な見方・考え方」を働かせて、社会的な事象の意味や意義、特色や相互の関連を考察したり、社会に見られる課題を把握して、それを追及したり解決したりする学びに重点が置かれています。
　札幌弁護士会では広く法教育活動に取り組んでおり、個人を尊重する自由で公正な民主主義社会の担い手である子どもに対して、法や司法制度の基礎にある考え方を理解してもらい、法的なものの見方や考え方を身につけてもらうための活動をしてまいりました。
　本セミナーでは、札幌市内の中学校において社会科教員として教鞭をとり、また、大学の教職課程や民間教育団体において教育者の育成に携わってこられた平井敦子先生をお招きし、子どもの権利条約、子どもの意見表明権や教育を受ける権利を踏まえた学校教育の在り方、学校教員の専門職としての地位と授業編成権の在り方、授業づくりや教材開発のポイントなどについて基調講演を頂くと共に、高等学校現代社会の教科書執筆等に携わってこられた吉田俊弘先生をお招きしてコメントを頂きます。その後、平井先生、吉田先生に北海道岩見沢東高等学校の山口晴敬先生を加え、パネルディスカッションの中で、校種横断的な主権者教育や新しい社会科・公民科教育における授業の在り方、法教育との関係、外部講師との連携等について考えたいと思います。