労働問題(ワークルール)

内容、学習のねらい

近年、長時間労働、過労死、ワーキングプア等が労働問題として取り沙汰され、ブラック企業という言葉も一般に定着しているなど、働く人(労働者)、そしてこれから社会で働く人にとって、入社から退職まで、長年に亘る自身の労働条件等に関するワークルールは決して無視できないものとなっています。

また、企業(使用者)にとっても、割増賃金や従業員の地位に関する様々な紛争というリスクの増大、労働問題が発生した際のSNS上の拡散によるレピュテーションリスクの増大など、企業にとってワークルールを遵守することが経営に直結するような状況となっています。また、長期間労働の是正と多様で柔軟な働き方及び同一労働同一賃金等を実現するために施行された働き方改革関連法に併せた制度設計には専門的知識が不可欠となっているなど、ワークルールの習得は急務となっています。

上記を踏まえ、受講者の方のニーズに合わせた形で、ワークルールに関する知識を習得することを目的とした講座・授業を実施いたします。

講座の進め方

弁護士による講演のみを行う方法、講演ののち質疑応答やディスカッションを行う方法をはじめ、内容や進め方、講座実施時間については、打合せのうえ、ご希望に応じて柔軟に対応させていただきます。

対象者、人数

  1. 対象者
    中学生・高校生・大学生等の学生、労働組合、企業の役員・担当者、社会保険労務士などの専門職等対象者のニーズに合わせて幅広く対応させていただきます。なお、弁護士が実際に講演実施先を訪問する場合には札幌地方裁判所管内に限らせていただきます。
  2. 人数
    特に上限を設けてはおりませんが、受講者は5人以上とさせていただきます。

実績・過去のテーマ

平成28年度 ワークルール教育シンポジウム
平成29年度 複数大学合同ゼミワークルールシンポジウム「学生が考える労働とワークルール教育」
北海道弁護士会連合会定期大会記念シンポジウム「私たちから拡げよう、ワークルールの輪」
平成30年度 複数大学合同ゼミワークルールシンポジウム「権利実現のためのワークルール教育」
令和元年度 学校法人教職員組合対象の講座「ワークルール及び働き方改革について」
社会保険労務士 対象の講座「ワークルール(労働時間)」
社会保険労務士 対象の講座「ワークルール(同一労働同一賃金)」
社会保険労務士 対象の講座「ワークルール(パワーハラスメント)」
令和2年度 労働組合対象講座「ワークルール(労働全般)」
社会保険労務士対象講座「ワークルール(全3回)」
大学ゼミにおける「ワークルール授業支援」
令和4年度 労働組合対象ディスカッション「ワークルール実践」
令和5年度 中学生対象授業「ワークルール(労働時間・賃金)」
高校生対象授業「ワークルール(雇用とは)」
令和6年度 一般企業対象講座「建設業の2024年問題(労働分野)」
大学ゼミにおける「模擬裁判(ワークルール)」
社会福祉協議会対象講座「カスタマーハラスメント対応」
高校生対象授業「ワークルール(労働時間・賃金)」
高校生対象授業「ワークルール(雇用とは)」
医療機関対象講演「ハラスメント対応」

お申し込み方法

ご希望の方は、①下記の申込用紙をダウンロードしFAXにてお申込みいただくか、②下記の出前授業・出前講座申込フォームからお申込みください。

申込先 FAX:011-281-4823

授業希望日は、可能な限り申込みから2か月以上先の日にちをご指定ください。
申込み内容や時期によっては、ご希望に添えない場合があります。その場合には調整させていただきます。
下記フォームまたはFAXでのお申込み完了後2週間を目処に、担当者よりご連絡を差し上げます。

費用

本講座は原則有料とさせていただいておりますが、講座の目的や内容、所要時間・ご予算等に応じて柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。中学生・高校生・大学生等を対象とする講義につきましても柔軟に対応いたしますので、お気軽にご相談ください。
また、中学生・高校生を対象とした公教育目的の場合は、無償対応も可能です。

お問い合わせ先

札幌弁護士会
TEL:011-281-2428
FAX:011-281-4823