人権・差別

内容、学習のねらい

北海道で起きたハンセン病の患者や家族に対して行われた差別を知ることを通じて、「人権」や「差別」を他人事ではなく自分自身のこととして考え、人権を守ることの意味や差別をなくすために私たちができることを考える授業です。

北海道でこれまでに多くの方々が「ハンセン病」にり患したとされて全国各地の療養所に強制的に送られて隔離され、現在も療養所で生活しています。元患者(回復者)とその家族は、凄惨な差別を受けてきました。その回復者や家族が受けてきた差別の実態や歴史を体感することを通して、「人権」や「差別」を、抽象的な他人事ではなく、自分自身のこととして考えられるようになります。人権を守るということはどういうことか、差別やいじめをなくすためには何ができるのか、を考えます。

講座の進め方

  1. 事前に弁護士が担任の先生と授業案について話し合います。
    ・弁護士が時間内で授業全体の進行を担当することもできます。弁護士による講演形式の授業や、教員有志の方々が作成した授業案が複数あり、双方向での授業形式も可能です。担当の先生と事前に打ち合わせて授業を組み立てることも可能です。
    ・教材も弁護士で用意することができます。配布資料の印刷をお願いすることもあります。
  2. 弁護士が学校などに出向いて授業を行います(ZOOMなどを使ってリモートで授業を行うこともできます。)。

対象者、人数

中学生・高校生・大学生・専門学校生・成人
1クラスからの申込に対応します。また、クラス単位ではなく、少人数の申込み、選択授業や部活動などの申込みであっても対応できます。

所要時間

特に制限はありません。ご要望に応じて設定可能です。

実施方法

応募先の学校に講師となる弁護士を派遣する方法やオンラインで実施・ご参加する方法があります。

実績・過去のテーマ

道内の中学校や大学、各種団体での授業実績があります。

お申し込み方法

ご希望の方は、①下記の申込用紙をダウンロードしFAXにてお申込みいただくか、②下記の出前授業・出前講座申込フォームからお申込みください。

申込先 FAX:011-281-4823

授業希望日は、可能な限り申込みから2ヵ月以上先の日にちをご指定ください。
申込み内容や時期によっては、ご希望に添えない場合があります。その場合には調整させていただきます。
下記フォームまたはFAXでのお申込み完了後2週間を目処に、担当者よりご連絡を差し上げます。

費用

本講座について、弁護士への講師料は無料です。
ただし、弁護士を学校等に派遣する場合、交通費のみご負担いただくことがあります。また、教材の印刷をお願いするか、当会で印刷する場合には印刷費用のご負担をお願いする場合もあります。

お問い合わせ先

札幌弁護士会
TEL:011-281-2428
FAX:011-281-4823